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イメージ バックアップを VMDK ファイルに出力

UltraBac のバックアップでは、ESX や GSX のネイティブな VMware フォーマットで出力することもできます。このようなバックアップは、バックアップ データとは別の UNC パスに出力されます。VMDK ファイルを作成する際に UltraBac は、選択した VMware プラットフォームで OS が起動できるようにするために自動的に変更を行います。この仮想ディスク エージェントは、イメージ エージェントの追加のオプションになります。

 

VMDK ファイルは、システム名と選択したディスクの番号に対応したファイル名で保存されます。このファイル名はバックアップしたパーティションを示していません。

 

<サーバー>_disk<n>_<VMware プラットフォーム>.vmdk

 

注意: VMDK ファイルは継続的イメージ保護(CIP)や VHD オプションが選択されている時には作成できません。

VMDK ファイルの作成

イメージ エージェントのバックアップで VMDK オプションを有効にするには、次の手順を実行してください。

 

  1. UltraBac のツールバーからバックアップ タブを選択します。

  2. ［新規］をクリックします。

  3. イメージ エージェントを選択して、［次へ］をクリックします。

  4. ［仮想ディスクの形式 - VHD/VMDK］にチェックを入れます。

  5. [VMware サーバー (GSX) / Workstation 形式 - VMDK でバックアップ] もしくは [VMware ESX 形式 - VMDK でバックアップ] を選びます。

 

image22.jpg
図 1 - VMDK ファイルの作成を有効にする

  1. ［仮想ディスクのオプション］をクリックします。

  2. VMDK ファイルの出力先を入力します。

  3. ［OK］をクリックします。

  4. ネイティブなフォーマットで並行してイメージバックアップを行いたくない場合は、[仮想ディスクファイルのみ作成] を選択して下さい。

注意: UltraBac は [仮想ディスクファイルのみ作成] が選ばれている場合でも、バックアップデバイスにサイズの小さなファイルを作成します。

  1. イメージ エージェントのオプション画面で、［次へ］をクリックします。

  2. バックアップするデータの説明を入力して、［次へ］をクリックします。

  3. ファイルの選択条件を変更して、［完了］をクリックします。

 

注意: VMDK ファイルに AES 暗号化を使用することはできません。
GSX ファイル形式のオプション

注意: GSX ファイル形式でバックアップを作成する場合は、リモートの UNC パスを指定する必要があります。ローカル パスは指定できません。

 

バックアップ時に VMDK ファイルを GSX ファイル形式で出力させる場合は、［仮想ディスクのオプション］で UNC パスを指定する必要があります。

 

image47.jpg

図 2 - GSX ファイル形式で出力

ESX ファイル形式のオプション - UNC パスに出力

ESX ファイル形式の VMDK ファイルを UNC パスに出力する場合は、指定された UNC パスのターゲット システムに UltraBac が UBMS 接続を行います。ターゲット システムに UltraBac がインストールされていない場合や、指定されたパスの書き込み権限が無い場合は VMDK ファイルは作成されません。デフォルトの UltraBac のアカウントに指定されたパスの書き込み権限が無い場合は、サブ アカウントが使用されます。

 

注意: UltraBac のサブ アカウントの作成に関する詳細は、ユーザー マニュアルの「UltraBac の設定」の項目をご参照ください。

 

ユーザー マニュアル: UltraBac の設定

 

image48.jpg

図 3 - VMDK の出力先の設定

ESX ファイル形式のオプション - ESX のデータストアに出力

ESX ファイル形式で VMDK ファイルを出力する場合は、［仮想ディスクのオプション］で UNC パスを指定する必要があります。

 

 

注意: ESXi の 4.1 以前のバージョンでは VMware からデータストアに直接出力するために追加のライセンスが必要になります。

 

注意: シン プロビジョニングは、ESX 3.5 以上でサポートされています。

VDMK の増分/差分ファイル

完全バックアップと増分/差分バックアップで同じ出力先が設定されている場合は、増分/差分バックアップが実行されると自動的に VMDK ファイルも更新されます。

 

イメージ エージェントの増分/差分バックアップの詳細については、ユーザー マニュアルの「ユーザー マニュアル: 増分/差分バックアップ - イメージ エージェント」を参照してください。

VMDK ファイルのマウント

必要な場合は VMDK オプションを有効にして、イメージ バックアップを実行後に ESX や GSX Server のデータストアに VMDK ファイルをアップロードします。必要な場合はアップロードが完了したら VMware のホストに新しい仮想マシンを作成し、カスタム オプションで既存の仮想ディスクと復元される OS で推奨されているコントローラーを選択します。

 

詳細については、VMware のドキュメントを参照してください。